新しいエコロジーとアート 「まごつき期」としての人新世

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長谷川祐子編/以文社/A5判 並製/336ページ   本書は、「人新世」「資本新世」とよばれる新しい環境下で生じてきた自然、 政治、社会、情報、精神面での変化に対する現代美術の応答と変容、そして、これらを伝えるキュラトリアル実践に関して、キュレーター、哲学者、人類学者らによる領域横断的なア […]

歴史のなかの朝鮮籍

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鄭栄桓著/以文社/四六判/500ページ   国籍か、それとも出身地か──。 1947年5月2日、日本の外国人法制に登場し、今日に至るまで存続している「朝鮮籍」。植民地支配からの解放後も日本で暮らし続けた朝鮮人たちに与えられたこの奇妙な「国籍」の歴史を、日韓の外交文書、法務省や地方自治体の行 […]

ドゥルーズと革命の思想

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鹿野祐嗣(編著) 廣瀬純 堀千晶 山﨑雅広(著) /以文社/四六判/424ページ   ジル・ドゥルーズの思想は「革命」と本質的に結びついている。 ドゥルーズ自身の著書『差異と反復』『意味の論理学』から、フェリックス・ガタリとの共著『アンチ・オイディプス』『千のプラトー』、そして晩年における […]

今日のアニミズム

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奥野克巳・清水高志 著/以文社/四六判/352ページ   人類学者・岩田慶治の仕事、テトラレンマをはじめとする仏教の思想と論理、そして現代において注目を集めるモノと人のネットワークを含む新たな存在論の議論から、「アニミズム」の今日性を問う文化人類学と哲学の対話。   目次 まえが […]

マンガ版マルチスピーシーズ人類学

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奥野克巳・シンジルト編 MOSA (マンガ)/以文社/A5判/344ページ   文化人類学×マンガ、マルチスピシーズ民族誌×マンガ!! これまでの人間中心主義的な記述を廃し、人間以外の「多種」との交流を描くマルチスピーシーズ民族誌。本書は、文化人類学における代表的な営みである「民族誌」の可 […]

モア・ザン・ヒューマン マルチスピーシーズ人類学と環境人文学

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奥野克 近藤祉秋 ナターシャ・ファイン 編/以文社 /A5判 並製/320ページ   地球規模での環境変動、資本主義の見えない未来、科学技術の革新が問いかける人間性の変容ーー「人新世」時代の今日、人類を含めた多種の絡まり合いの現実を看過することはできない。 多種間の関係を記述してきたマルチ […]

人間になるということ キルケゴールから現代へ

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須藤孝也著/以文社/四六判/296ページ   西洋には伝統的に「人間になる」というテーマがあった。だが前世紀にはそれを否定して「人間の終焉」が言われるようになった。しかし私たちはほんとうに「人間になる」ということを放棄してしまってよいのだろうか。 人間不在の市場原理に基づく「新自由主義」が […]

問題=物質となる身体── 「セックス」の言説的境界について

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ジュディス・バトラー著 佐藤嘉幸 監訳、竹村和子・越智博美 訳/以文社/A5判 上製カバー装/448頁   問題なのは身体だ。 『ジェンダー・トラブル』によって明らかにされた権力と言説によるジェンダー形成の過程。ジェンダー/クィアに関する理論書である同書は、フェミニズムやジェンダー、クィア […]

惑星都市理論

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平田周・仙波希望 編/以文社/A5 上製カバー装/456頁   21世紀の都市研究のために── コロナウイルス感染症の世界的な流行で、人々の移動が大幅に制限されるなかにおいても、まるで何も起きていないかのように駆動し続ける「世界経済」。それはすでに「惑星都市」が存在していることの証でもある […]

改革か革命か 人間・経済・システムをめぐる対話

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トーマス・セドラチェク✕デヴィッド・グレーバー著 三崎和志、新井田智幸 訳/以文社/四六判/216頁   異端の経済学者vs『負債論』の人類学者!! NHK「欲望の資本主義」シリーズに出演、日本でも話題となった異端の経済学者トーマス・セドラチェク。世界的ベストセラー『負債論』『ブルシット・ […]

諸世界の戦争──平和はいかが?

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ブリュノ・ラトゥール著 工藤晋訳 近藤和敬解説/以文社/四六判/136ページ   「単一自然」の政治から「多自然」の政治へ。 現代人類学・現代思想における存在論的転回の中核をなしきたブリュノ・ラトゥールが語る「戦争と平和」とは。 ラトゥールは、グローバルな多文化主義の背後に潜む「単一自然」 […]

不確実性の人類学──デリバティブ金融時代の言語の失敗

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アルジュン・アパドゥライ 著 中川理、中空萌 訳/以文社/四六判 上製カバー装/296頁   国民国家の枠組みを超える、現代の金融市場を成り立たせるものとは何か。 著者である人類学者アパドゥライは、マックス・ウェーバーの『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』、エミール・デュルケーム […]

民主主義の非西洋起源について──「あいだ」の空間の民主主義

3567

デヴィッド・グレーバー著 片岡 大右訳/以文社/四六判/192頁   『ブルシットジョブ』(岩波書店より近刊)そして『負債論』(弊社刊)で話題沸騰中の人類学者D・グレーバーによる、通念を根底から覆す政治哲学。すなわち、「民主主義はアテネで発明されたのではない」──。 この価値転覆的な認識を […]

侵略者は誰か? 外来種・国境・排外主義

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ジェームズ・スタネスク、ケビン・カミングス 編著 井上太一 訳/以文社 /四六判/320ページ   なぜ外来種を駆除しなければならないのか? 移民・外国人を排除・嫌悪するのはなぜか?脅威は「外」から来ると考えるのはどうしてか? 外来種を侵略者と読み替える「国境」の論理――それが生み出す、人 […]

オプス・デイ 任務の考古学

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ジョルジョ・アガンベン著 杉山博昭訳/以文社/四六判/261ページ   現代倫理はなぜ、「義務」を基礎に置くのか。本書はキリスト教における任務=聖務や典礼への考察を手がかりに、カント以来の現代倫理が手中に収める「義務の無限性」に潜む無限の「負債」を明らかにする。 今日、わたしたちの存在は「 […]

自然なきエコロジー 来たるべき環境哲学に向けて

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ティモシー・モートン 著 篠原雅武 訳/以文社/四六判 上製/464ページ   従来のエコロジー思想を刷新する「人新世」時代の来たるべき環境哲学!! 80~90年代に流行したエコロジー思想は、手つかずの「自然」を称揚する一方で、ディープエコロジーに至っては人間の存在をも否定するファシズム的 […]

フェティッシュとは何か ―その問いの系譜

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ウィリアム・ピーツ著 杉本隆司訳/以文社/四六判/216ページ   モノが信仰と欲望の対象となり、商品/貨幣となる――。西洋文明と「未開社会」の接触によって生まれた”フェティッシュ”と、その後、進化論的な宗教史観において、原始宗教として蔑まれた”フェティシズム”誕生の歴史を検証。フェティッ […]

ジュディス・バトラー 生と哲学を賭けた闘い

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藤高和輝 著/以文社/四六判上製/352ページ   「哲学」の外部へと放擲された他者の存在。この個別的かつ社会的で政治的な「生」の問題をいかに、「哲学」の内部へと「翻訳」するのか。前世紀以上に「暴力」が横行する世界において、「非暴力の思想」を構想することはいかにして可能なのか。 フェミニズ […]

Lexicon 現代人類学

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奥野克巳・石倉敏明 編/以文社/四六変形判 並製カバー装/224頁   ― 新たな「人文学」を構想するために ― テロリズム、金融危機、気候変動にともなう環境破壊……、21世紀の最初の四半世紀において、人類は未だかつてない危機に直面している。それは次の問題系に大別されるだろう。 地球温暖化 […]

官僚制のユートピア テクノロジー、構造的愚かさ、リベラリズムの鉄則

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デヴィッド・グレーバー著 酒井 隆史訳/以文社/四六判上製/388頁   本書の分析対象は、「規制緩和」と総称される現代社会そのものである。翻訳のうえで「ルール」を官僚制としたのは、全く同じことは私企業ではマネージメントといわれており、その性格はかつての官僚制と全く同じことを意味しているた […]