ランバーロール 03

3595

ランバーロール 03  (3595)

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ランバーロール編集部編/タバブックス/A5判 並製/182ページ

 

2016年に、漫画家の安永知澄、森泉岳土、おくやまゆかの3人によって創刊された、漫画と文学のリトルプレス「ランバーロール」。号を経るごとにパワーアップして、このたび3号がついに完成。
レギュラーメンバーの描き下ろし作品のほか、オカヤイヅミ、ひうち棚、古山フウの漫画、そしてなんと、ガロで活躍した伝説の漫画家・鈴木翁二の描き下ろし作品が掲載されています。小説パートは、滝口悠生、町屋良平、水原涼の短編作品を収録。読みどころ満載の182ページ。吉岡秀典さん(セプテンバーカウボーイ)によるデザインも必見です!

 

目次

漫画
オカヤイヅミ 「肩」
ひうち棚 「柿の木」
おくやまゆか 「冬のフローリング海を泳ぐ」
森泉岳土 「爪のようなもの」
鈴木翁二 「きみの人さしユビ」
古山フウ 「moon drive」
安永知澄 「ツナの樹」

小説
滝口悠生 「忘れたことが思い出せない」
水原涼 「舌は憶えている」
町屋良平 「沖野」

 

著者プロフィール

オカヤイヅミ (オカヤイヅミ) (著/文)
イラストレーター/漫画家
著書に『いろちがい』『すきまめし』『続・すきまめし』(マッグガーデン)『おあとがよろしいようで』(文藝春秋)『いのまま』(芳文社)『ものするひと』全三巻(KADOKAWA)など。
趣味は自炊。

PORTFOLIO

滝口悠生 (タキグチユウショウ) (著/文)
作家。1982年、東京都生まれ。2011年、「楽器」で第43回新潮新人賞。
幼少期より「男はつらいよ」シリーズに生き方を学ぶ。フーテンを経て小説家に。
最新刊は『やがて忘れる過程の途中(アイオワ日記)』(numabooks)。文芸誌「新潮」に最新長編「全然」連載中。

ひうち棚 (ヒウチタナ) (著/文)
1980年生まれ。愛知県在住。 友人の大西真人と2人で不定期 に『漫画雑誌山坂』という漫画同人誌を作ってます。

おくやまゆか (オクヤマユカ) (著/文)
1976年生まれ。マンガ家、児童書作家。
既刊『たましいいっぱい』『むかしこっぷり』(共に KADOKAWA) 。
ただいまビッグコミックオリジナル増刊にて「コットリコトコ」隔月連載中。
最新作は幼年童話『うりぼうウリタ』(偕成社)、続刊執筆中。

水原涼 (ミズハラリョウ) (著/文)
1989年、兵庫県生まれ。北海道大学文学部卒業、早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。2011年に「甘露」で文學界新人賞を受賞しデビュー。同作が芥川龍之介賞にノミネート。最新刊は、写真家の安田和弘との共著『震える光彩』(喫水線)。

森泉岳土 (モリイズミタケヒト) (著/文)
水で描き、そこに墨を落とし、細かいところは爪楊枝や割り箸を使ってマンガを描く。著書に最新作のコミカライズ作品集『村上春樹の「螢」・オーウェルの「一九八四年」』のほか、『セリー』『報いは報い、罰は罰』『ハルはめぐりて』『うとそうそう』『カフカの「城」他三篇』『耳は忘れない』『夜よる傍に』『祈りと署名』など多数。

鈴木翁二 (スズキオウジ) (著/文)
一九四九年愛知県生まれ。漫画家。六九年ガロに発表した「庄助あたりで」でデビュー。著書に『マッチ一本の話』『海のタッチ』『こくう物語』『東京グッドバイ』『オートバイ少女』『かたわれワルツ』など多数。またCD「未明ノ歌」「ダ世界」を発表するなど、シンガーソングライターとしても活躍。

古山フウ (コヤマフウ) (著/文)
イラストレーター。茨城県出身。家に猫が2匹います。本作の登場人物のお品さんは、長野県上田市に伝わる民話「つつじの乙女」の主人公をモデルにしています。

町屋良平 (マチヤリョウヘイ) (著/文)
1983年生まれ。2016年『青が破れる』で第53回文藝賞を受賞。2019年『1R1分34秒』で芥川龍之介賞受賞。その他の著書に『しき』、『ぼくはきっとやさしい』、『愛が嫌い』など。最新刊は『坂下あたるとしじょうの宇宙』。

安永知澄 (ヤスナガチスミ) (著/文)
1979年生まれ。広島県出身。『あのころ、白く溶けてく』、『やさしいからだ』全3巻、『わたしたちの好きなもの』( 河井克夫さん・上野顕太郎さん・しりあがり寿さんと共著)、『 ステップ・バイ・ステップ』上下巻(以上全てKADOKAWA) 、『あけぼのソックス』(太田出版)など。近刊は『赤パン先生!』全4巻(KADOKAWA)。日本が少しずつでも良くなりますように。

 

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