新居格 随筆集 散歩者の言葉

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新居格 著 荻原魚雷 編/虹霓社/B6変判/246ページ   戦後初の杉並区長として知られる新居格 随筆家としての名文を荻原魚雷が厳選 戦後初の杉並区長として知られる新居格(にい いたる)。著作リストが作れないほど多くの随筆や評論、批評を遺したものの、代表作と呼ばれるような作品もなく、『杉 […]

被災物 モノ語りは増殖する

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かたばみ書房/四六判 並製/256ページ   気仙沼のリアス・アーク美術館には、東日本大震災の「被災物」が展示されている。 2019年、この展示に出会った姜信子は、「被災物」に応答すべく、 大阪で「被災物」をモノ語るワークショップを始めた。 傷ついたモノを前に、人は思わず記憶の底の声を語り […]

福音と世界 2024年3月号

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新教出版社/A5判/80頁   特集 反動 私たちは陰謀をつづけるだろう──アガンベン、そして『陰謀主義者宣言』とともに考える反動…..五井健太郎 反動の意味転換──アナログ過激派をめぐって……長崎浩 天命と反動──山上徹也再論……平井玄 気候変動と反動的な未来……箱田徹 反動としての「ポ […]

〈 寝た子〉なんているの? 見えづらい部落差別と私の日常

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上川多実 著/里山社/四六判/288ページ   日常から差別について伝える、まったく新しい部落ルーツエッセイ 「夕ご飯何にしようとか、幼稚園でこんなことがあったらしいとか、私たちはおしゃべりをしながら子どもが遊び終わるのを待つ。そういう日常の話題と同じように、その日は私は公園で、いつも通り […]

北村兼子と島成園

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花束書房+macca/A5/24ページ   戦前にジャーナリストとして活躍した北村兼子と、日本画家の島成園。同じ時代に大阪を拠点としていた二人は、もしかしたら出会っていたのかも? いや、出会っていたはず! という妄想から生まれたZINE。史実にフィクション(小説)を織り交ぜながら二人のフェ […]

セーファースペース

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皆本夏樹 +gasi editorial編/gasi editorial/B6版/60ページ   書店やアート・音楽空間などを「セーファースペース」にしようとする動きが増え、そうした場が注目されています。 ジェンダー、セクシュアリティ、障害の有無、人種、国籍、階級、年齢、能力などに基づく差 […]

だめ連の資本主義よりたのしく生きる

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神長恒一+ペペ長谷川 著/現代書館/四六判/472ページ   行きすぎた資本主義と競争社会。 格差、貧困、生きづらさ、うつ、孤独……地球温暖化。 このどんづまった世の中で、資本主義よりたのしい社会を 夢見て生きていくアナーキーな実践の書。 働かない、笑う、踊る、闘う、 寝そべる、集う、語り […]

福音と世界 2024年2月号

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新教出版社/A5判/80頁   特集 心の時代と宗教(責任編集=芦名定道) ポジティブ心理学とウィリアム・ジェイムズ…..林研 苦悩する勇気と苦悩する人に寄り添う勇気──フランクルの観点から……杉岡良彦 神学的AI論序説……濱崎雅孝 アダルト・チルドレンの生きづらさから教会を問う……家山華 […]

アナキズム文献センター通信 no.67

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アナキズム文献センター/A5/16ページ   巻頭は毎年恒例のカレンダー2024年版の刊行案内。テーマは「非日本語資料コレクション」。詳細はこちらをご覧ください。他に「金子文子の同姓同名写真、使用例が多い海外に訂正呼びかけ」など短い記事と100年目の9.16関連で出版物が多かったことから出 […]

Spectator vol.53 文化戦争

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エディトリアル・デパートメント/B5/176ページ   人種差別、ジェンダー平等、同性婚などの社会課題をめぐって議論が沸騰し、ときには争いにまで発展することもある昨今の社会状況。経済不況やSNSの影響が大きいという見方もありますが、それだけではなさそうです。 ポリティカル・コレクトネス、キ […]